Vercelで独自ドメイン(サブドメイン)を設定する手順まとめ
Vercel で公開したアプリを 独自ドメイン(サブドメイン) に乗せる手順をまとめました。今回は、旧Google Domainsで取得した aoma23.com を使い、quickboard.aoma23.com を Vercel の Next.js プロジェクトに割り当てます。
前提
- すでに Vercel でプロジェクトをデプロイ済み(
*.vercel.appで表示できる) - ドメイン
aoma23.comを所有している(旧Google Domains → 現在は Squarespace Domains 管理) - 目的:
quickboard.aoma23.comを本番URLにする
手順概要
1) Vercelでドメイン(サブドメイン)を追加する
2) DNS(Squarespace Domains)で CNAME レコードを設定する
3) 反映を待って、Vercelで「Verified」になるのを確認する
4) 動作確認&運用(*.vercel.app ドメインの扱い)
1. Vercel にサブドメインを追加
- Vercel ダッシュボード → 対象 Project → Settings → Domains
- 「Add」→
quickboard.aoma23.comを入力 → 「Add」 - 追加直後は「Pending」表示になります(DNS設定待ち)
2. DNS で CNAME レコードを追加(Squarespace Domains)
旧Google Domainsで取得したドメインは、現在 Squarespace の管理画面でDNSを編集します。
- DNS Settings を開く
- 次のレコードを追加
Name (Host): quickboard
Type: CNAME
Value (Target): cname.vercel-dns.com または Vercelが提示する固有のCNAME値
TTL: デフォルトでOK
メモ:
- 一部のDNS UIでは 末尾のドット(
.)付きは保存できません。cname.vercel-dns.com.ではなく、cname.vercel-dns.comのようにドット無しで保存してください。 - 追加後、数分〜数時間で伝播します(通常は数十分以内)。
3. 「DNS Change Recommended」への対応
Vercel の Domains 画面で「DNS Change Recommended」と表示されることがあります。これはエラーではなく、現在の cname.vercel-dns.com よりも「プロジェクト固有のCNAME(例: xxxx.vercel-dns-017.com)」を推奨しているという通知です。
- 表示されている推奨CNAMEに変更すると、内部的な最適化(冗長化や拡張)に追従しやすくなります。
- 対応手順: DNSの CNAME 値を、Vercel が提示する固有値に置き換えて保存 → しばらく待つ → Vercel 側の表示が「Valid Configuration」になればOK。
4. 動作確認
- ブラウザで
https://quickboard.aoma23.comを開く - Vercel の Project → Settings → Domains で
Verified表示を確認 - 伝播確認(任意)
dig quickboard.aoma23.com
または https://www.whatsmydns.net/ で世界各地の伝播状況をチェックできます。
5. SSL/TLS(https)について
- Vercel はドメインが
Verifiedになると自動で証明書を発行します。手動設定は不要です。 - 初回は数分待つことがあります。
https://でアクセスできるまで少し待ってから再確認してください。
6. *.vercel.app ドメインは残す?削除する?
Vercel はプロジェクトごとに xxxx.vercel.app を自動で割り当てます。独自ドメインに切り替えた後の扱いは次のとおり。
- 残す(おすすめ)
- 独自ドメインにDNSトラブルがあっても、
*.vercel.appで動作確認ができるため安心。 - プロジェクト名を変えると
newname.vercel.appにリネームされます。
- 独自ドメインにDNSトラブルがあっても、
- 削除する
- Domains 画面で
xxxx.vercel.appを Remove。 - 後から再追加も可能ですが、同じサブドメイン名は再利用できない場合があります。
- Domains 画面で
7. よくあるハマりどころ
- CNAMEの末尾ドット: UIによっては受け付けません(ドット無しでOK)。
- 既存レコードの衝突:
quickboard名で A/AAAA/CNAME が重複していると無効化されます。不要なレコードは削除してから追加。 - 伝播待ち: 反映に時間差あり。
Pendingがすぐ消えなくても焦らない。 - Apex(ルート)に割り当てたい場合:
aoma23.com直下は CNAME が使えないDNSもあるため、Vercelの推奨(Aレコード76.76.21.21など)や ALIAS/ANAME を利用。今回はサブドメインなので CNAME でOK。 - ステージングと本番:
staging.aoma23.comなど環境別にドメインを追加可能。Preview URL(PRごと)も自動で発行されます。
これで quickboard.aoma23.com での公開は完了です。以降は GitHub のメインブランチに push するだけで、自動で本番に反映されます。*.vercel.app は保険として残しておくのがおすすめです。運用に合わせて、環境変数やカスタムヘッダー/リダイレクト(next.config.js)も整えていきましょう。